<E6>=壊剣の物語は「ラングとエン」「アリスとアルト」「シャルとムジカ」がそれぞれ対になっている。
3つの対を見た目で表現するために、キャラクターのデザインが色反転の補色遊びになっている。
ラング(赤)⇔エン(青緑)
アリス(紫)⇔アルト(緑)
シャル(青)⇔ムジカ(黄)
反転すると色が逆になる。ちなみに目の色は対になっている相手の色になっている。
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物語の構図としては、ラングとエンが物語を引っ張る役(分かりやすく言うとW主人公的)、アリスとアルトが運命に翻弄される役(分かりやすく言うとWヒロイン的)、シャルとムジカが物語の裏側を見る役。
この3つを軸として物語が進行し、分岐の際に3つのうちの1つが特化、それから更に計6つに分岐していく。
分岐後の詳細を、<E6>のテーマである六情(喜怒哀楽愛憎)も交えて解説
・ラング編とエン編は主人公2人による「封印の運命に逆らおうとするルート」。
表主人公のラングは6人全員居るはずなのに救われない(哀)、裏主人公のエンは日常(楽)が脅かされたことを示す1人の孤独が表現されている。
・アリス編とアルト編は運命に翻弄されてきた2人の「封印の運命に逆らえないルート」。
2人とも皆を大切に思うあまりに自ら封印の道に進んでしまう。アリスは愛ゆえに行動を起こし(愛)、アルトは封印される直前に皆の存在が自身の喜びだと気付く(喜)。
・シャル編とムジカ編は物語の裏側を見せる「メインストーリーから外れた敵側のルート」。
ジェイド地区出身のシャル、ムジカ、ライブラ、ジェミニの全員が怒りと憎しみと向き合うことになる。シャルのにじみ出る憎しみ(憎)、ムジカの突発的な怒り(怒)が話の軸になる。
3つの対の関係性がベースになってはいるが、「どの組み合わせでも関係性が成立する」ことを目指しており6人全員仲がいい。
詳細はこちら→<E>memo
・メモの解説
※灰字は過去作品の話です。壊剣は単独でも読める作りになっているので読み飛ばしてOK
■<E6>=壊剣が完結したのは2021年だが、仮タイトルである「バトリングフィールド」は2009年の時点で既に話題にしている。実は元ネタは<E-numbers>(以下、<E>)よりも古い。
詳細はこちら→<E>memo
ここで言っている「スポーツ」はビームサーベルを使用した競技であり、そのビームサーベルは青い光はスポーツ用、赤い光は戦闘用のイメージだった。ちなみに「バトリングフィールド」とはビームサーベルを使用できる施設の名前であった。
<E6>=壊剣はそれらの設定をアレンジし再構築した物語である。タイトルが壊剣になったのは、タイトルを漢字にすることにより今までの作品とは毛色の違うイメージにしたかったからである。
■キャラクターの名前は<E>が数字だったので、今回も記号のような由来をと思い教科になった。<E>は名前が数字でナンバーズ名が色、<E6>は名前が教科で武器が六情となった。
<E-numbers>の文中にもあるがこの世界は「ドリーム島とホープ島が戦争をしている」世界で、ドリーム島を舞台としているのが<E>、ホープ島を舞台としているのが<E6>。
ドリーム島とホープ島は対になっており、環境が全く違う場所だが<E>の9人と<E6>の6人はお互いに境遇が似ている。
■以前から選択肢で分岐する話を書きたいと思っており、この話で実現することになった。このメモの時点で既にルートがあり、それを軸に話を考えたのもあり内容はほぼ変わっていない。1つのルートにつき担当するキャラが1人、というイメージである。
↓メモにあるルートの解説
・十香
最終的なアリス編である。
<E5>にて伏線を入れたので、メンバーの1人に入れたいと思った。役割としては<E>と同じ世界であることを暗に示すため。あからさまにバレないように髪の色の薄さを変えている。伏線としては<E5>の十香もアリスも双剣である。<E>の実験と同様に過去の記憶が失われるのでアリスにも過去の記憶が無い。
<E6>は単独でも読める話にしたかったので、最終的に彼女が十香であることは父や仲間への愛情を再確認するためのエピソードとなった。
アリスには過去の記憶が無いので、憂いを秘めた性格のイメージが固まる。この時点ではアリス編でドリーム島に行く考えもあったが、展開上不可能だったため今の形に落ち着いた。
・フルメンバーバッド
最終的なラング編である。
6人全員無事なのにバッドエンドっぽい展開を考えた。この時点で帝国と敵対するところまで考えている。
ラングの性格は、明るいリーダーの太一とはまた違う主人公像を、と色々試行錯誤し、「ヤンキー」「飄々としている」と変移し最終的に「ぶっきらぼうだが情に厚く、リーダーシップがある」という性格に落ち着いた(バイクはヤンキー設定の名残。飄々とした性格はシャルに受け継がれる)。
・ホウプについて
最終的なアルト編である。
ホウプとは当然ながら、<E4>=Karmaで西の大陸から渡ってきた開拓民のホウプである。島の秘密を知る人間としてホウプの子孫を仲間に入れようと思った。この時点で既に主人公と2人で地下に潜る展開を想像していた。
アルトの性格は、島の秘密を知っている&他言できないので無口のイメージが固まる。ちなみにアリスとの関係がはっきり決まったのは懐剣の設定が固まってからである。
・チャラ男敵、わがまま敵
最終的なシャル編、ムジカ編である。
メインストーリーから外れた敵側の話を考えた。選択により立場が真逆になる(本文が同じでセリフだけ逆)という案をこの頃から既に考えていた。
「チャラ男」「わがまま」とは、この時点ではシャルはチャラついた道化っぽいイメージでムジカはわがままなイメージだった。憎しみや怒りとのギャップを演出するために現在の明るい性格に落ち着いた。
・主人公なし
最終的なエン編である。
このルートのみ主人公が居ないという展開を考えた。エン編でのラングが居ない展開である。
主人公の相棒が主人公の代わりを務めるという展開を想像していたので、エンは他人をサポートするのが得意という性格が固まる。この時点で最後に行方不明になるところまで考えている。
■メモにある通り、この時点で六情の話をしている。上記のルートを考えた後に、6人、6ルートと考えを進めている際に六情(喜怒哀楽愛憎)の情報にあたり採用することになる。
ストーリーが6つに分岐するので、それぞれのルートで六情をテーマにすることになった。そして懐剣の名前で誰がどの六情を担当するのかを表すことになる。
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このメモをまとめながら6人の見た目のデザインをする。その後、仮のトップページ作成。
トップページにある、クリックすると6人の立ち絵が表示される白黒のアイコンのデザインは、初期の頃の色以外で個性を出そうとしていた時期の名残である(アルファベットや数字は名前の由来である教科)。そして■、+等の記号は懐剣のデザインに利用された。(ラングは■、アリスは+、シャルは▲、エンは=、アルトは●、ムジカは★)
最終的に懐剣の玉の色をイメージカラーにすることになり、色を決めた際に色反転ネタを思い付き3つの対が生まれる。
その後立ち絵の完成、数年かけての設定と物語のブラッシュアップ、更新開始
まとめ…<E6>=壊剣で重要なのは「3つの対」「選択肢からの分岐」「六情」である
・ラング
プロフィール[チームのリーダー。ぶっきらぼうだが情には熱い。]
ぶっきらぼうなのは父の影響だが、先天的な強いリーダーシップを持ち情に厚く、無意識に人々を惹きつけ信頼される。何人かの士官に一目置かれているほどである。チーム:ミモザのメンバーもリーダーとしてのラングに強い信頼を寄せている。
サドネスの事故がトラウマになっているが、同時に自分を突き動かす原動力でもある。欠点としては多少デリカシーが無い。
・アリス
プロフィール[高い戦闘能力を持つエリート。クールで真面目な性格。]
クールに振舞っているのは憧れである父の真似をしているだけで本当はクールではなく、本来は他者を思いやる優しい少女である。本人の言う通りいざという時に慌ててしまうところがあるが、それは自分の心を律することが出来ていないからである。
過去の記憶が無い影響で憂いがあり、ジェイド地区爆発事故のことを知ってからは自己犠牲的になりがちである。
・シャル
プロフィール[頼りになる兄貴分。人懐っこくて掴みどころが無い。]
飄々としているが、本来の性格は穏やかで面倒見が良い。きょうだいが欲しかった影響で困っている少年少女を放っておけず、劇中でもアルトやアリス、ムジカが弱っていると自然と優しい言葉をかけてしまう。
ジェイド地区爆発事故がきっかけで、自分の本心をカモフラージュするために飄々と振舞うようになった。深層心理に深い闇があり、時々漏れ出てしまう。
・エン
プロフィール[面倒見が良く落ち着きがある。ラングとは同じ一族で、幼馴染。]
面倒見が良いのは母の影響だが、きょうだいが欲しかったのに加えラングやアルトの世話をしてきたからである。実年齢より精神が成熟しているが、時々はしゃいだりいじけたりするところは年相応である。
幼少の頃から呼吸器系の持病があり、それに加えサドネスの事故を目の当たりにしていたのもあり、何でもない当たり前の日常が一番の幸せだと思っている。
・アルト
プロフィール[高い戦闘能力を持つが、非常に無口で目が常にうつろ。]
うつろだったのは、自分は兵器に封印されるので人間として生きている意味がないと思っていたから。それに加え、兵器として、ホウプの子孫として父から色々な知識を植えつけられ神秘的な部分がある。
人と交流する機会が少なかったので実年齢より言動が幼く喋り方があどけない。元々の性格は純粋無垢で好奇心旺盛。劇中でも気になることは積極的に質問している。
・ムジカ
プロフィール[明るいチームのムードメーカー。喜怒哀楽が激しい。]
異常に浮き沈みが激しいのは、両親の顔も覚えておらず心の拠り所がなく地に足がついていないからである。ムジカ自身自分の本当の性格が分っていないが、シャルと接することで自然な明るさがムジカの性格として定着してきている。
元々の性格は人間観察が得意で人の心の本音を読みだすのがうまく、劇中でもシャルやアリスの本心を見抜いている。
物語の言葉遊びは懐剣の六情で行うことになったので、名前は性格に影響している
・ラングーLanguageー国語 人々を導く言葉や想像力
・アリスーArithmeticー数学 形式主義と直観主義を含む
・シャルーSocialー社会 他人や社会への共感や衝突
・エンーScienceー理科 物事を客観的に俯瞰で見る
・アルトーArtー美術 繊細で独特の視点を持つ
・ムジカーMusicー音楽 物事を直観で感情的に表現