約20年前、ホープ帝国研究開発部長のアイオラが、”懐剣:ディライト”、”懐剣:アイラ”、”懐剣:サドネス”、”懐剣:メリー”、”懐剣:ラブ”、”懐剣:アニムス”の6本の『無情の”壊”剣』の使い手となる”兵器”を生み出すために立ち上げた計画。
アイオラ大佐(当時の階級)は残された情報を元にその6本を掘り起こした。しかし、使い手を探していたが相当高い適性が必要となるため適合者が現れず、とある実験を行うことにした。
ジェイド地区には大陸いちの輝煌石がある。12人の研究員…6組の夫婦がその輝煌石の輝煌の濃度が高い場所に集合住宅を建設して住み込み、そこで子供を産む。こうして意図的に適性の高い6人の人間を生み出す、という実験だ。この方法が選ばれたのは、適性が決まるのが生まれる前の胎児の時に浴びた輝煌の量と言われているからである。
結果、ラング、アリス、シャル、エン、アルト、ムジカの6人は”兵器”として生み出された。意図的に適性が異常に高く生まれたのである。
しかしその数年後、研究員たちは輝煌の浴びすぎで、12人のうち数人の体に異常が現れ、何人かは命を落としてしまった。
”兵器”として、適性が異常に高く生まれた6人は、一定の年齢になってから『無情の”壊”剣』を与えられるように仕向けられた。アルト、アリス、ラング、エンは親から。シャル、ムジカは政府の施設で。その後もアイオラは6人を覚醒させるために彼らに干渉し続ける。
アイオラが6人を生み出し『無情の”壊”剣』の使い手を求めた理由は複数ある。
・ホープ島の崩落を止めるために皇帝がレギュレート・コアをアイオラに作らせた。
・レギュレート兵器の開発を始めとした、狂気じみた好奇心。
・アイオラはホウプの子孫なので、ホープ島の崩落を止める使命がある。
命令だからなのか、狂気じみた好奇心によるものなのか、ホープ島を救う使命のためか、彼の本心は謎に包まれている。
・計画を立ち上げたアイオラ大佐、士官だったローズとコーラルに計画のことを話し平和のために協力してくれないかと誘う(アイオラは封印のことは話さず、12人に「平和のための実験」とだけ告げた)。成り行きでコーラルの部下だったダイアナも参加
・懐剣に詳しい極夜の一族を誘うため、当時政府ビルに出入りしていたアメシスに計画のことを話す。ここで極夜の4人が合流(極夜の一族は懐剣を生み出した一族なので、これを機に『無情の”壊”剣』の研究を進めようとした)
・アイオラの部下だったエメルとサンドラも参加
・兵士だったトパズとラピス、計画の話を耳にして参加を懇願、これで研究員12人が集結する
(約20年前)アイオラ立ち上げ→12人集結→シャル誕生→アリス誕生→ラング誕生→エン誕生→ムジカ誕生→アルト誕生
6人生まれたところで一旦解散。極夜の4人帰郷、他のメンバーは経過観察のため政府の施設で寝泊まりする
(約17年前~)トパズとラピス離脱→ローズ死亡→ダイアナ死亡(ここで輝煌の浴びすぎであることに気づく)→持病のあったエメル体調悪化、離脱→トパズとラピス、人知れず死亡→アメシスの進行した病気が見つかり、メノウの足の古傷悪化(ここで輝煌の浴びすぎにより持病が悪化することに気づく)→極夜でアメシス死亡
→(約8年前)ジェイド地区爆発事故→(約5年前)サドネスの事故でリアン死亡、極夜計画から離脱→現在に至る

ラング以上にぶっきらぼうなガネットと責任感の強いアメシス。2人とも極夜の一族。
政府ビルを出入りしていたアメシスはアイオラからプロジェクトの話を受け、幼馴染であるガネット、リアン、メノウに相談をする。当時4人とも懐剣の研究に携わっていたので4人で参加することとなった。恋仲だったガネットとアメシスは自然とペアになる。
ラングが生まれ6人全員揃うと極夜に帰り、極夜の一族ということで扱いの難しいサドネスを受け持つことに。
ローズとダイアナが死亡したという知らせを受け動揺している中、アメシスに進行した病気が見つかり、輝煌を浴びすぎた影響で一気に体調が悪化する。
アメシスの体調は更に悪化し、命を落とす際にガネットに「自分で決めた選択だから後悔は無い」と告げた。ガネットは最愛のアメシスを失い悲しみに暮れるが、アメシスの最期の言葉が今では心の支えになっている。
プロジェクトはリアンがアメシスの分までがんばるべきだと決め、3人で続けることになるが、ラングにサドネスを使わせた際に事故が起こる。その結果リアンが犠牲になり、極夜はこれ以上の犠牲を出さないためにプロジェクトから離脱することになる。
ガネットは離脱した後も、後悔するのは自分の道を自分で決めたアメシスとリアンに失礼ではということと、ラングたちとの出会いもあったので後悔しないことにしている。
そして時は経ち、ガネットはラングたち6人に助言をし精神的に支え、6人の父親的な存在となる。

コーラルはアイオラからプロジェクトの話を受け、平和のためならと参加することにした。そこで、献身的な部下だったダイアナも参加を志願する。そして上司と部下の関係だった2人がペアとなった。
アリスが生まれ6人全員揃うと、経過観察のため政府の施設へ。
ローズが原因不明の理由で命を落とすと、ローズの次に輝煌を浴びすぎたダイアナの体調が悪化。ここで輝煌を浴びすぎたせいだと分かったが既に遅かった。
堅物で感情に乏しかったコーラルは、ダイアナと接することで彼女への愛情が生まれ始めていたが、彼女の体調悪化によりプロジェクトに参加すべきだったのかと後悔に苛まれる。
ダイアナは命を落とす際に「プロジェクトがなければあなたと夫婦になっていなかったから幸せだった」と告げた。コーラルはその遺言を糧に、計画の成功へ全力で取り組むことになる。
6人の中でもアルトの次に適性の高かったアリスは、高い適性を必要とするラブを与えられ、コーラルはアイオラの実験にもアリスを積極的に参加させた。アリスはそのために生まれてきたのでそれでいいとコーラルは思っていたが、その結果ジェイド地区爆発事故が起こってしまう。
コーラルは罪悪感に苛まれるアリスのためと思いドリーム島への出兵を許可するが、その結果アリスは記憶を失ってしまい、そこでコーラルはやっとアリスに対し父としての愛情に気づくのだった。
ダイアナとアリスの存在により人間らしさを手に入れたコーラル。彼は今でもアイオラの平和のためという言葉を信じアリスにラブを使わせ続けるが、今はアイオラの言動を警戒している。
そして時は経ち、コーラルはラングたち6人を人間として想い6人に信頼され、6人の道しるべとなる。

上司であるアイオラがプロジェクトを立ち上げると、アイオラの部下だったエメルとサンドラが自然と参加することになる。そしてたまたま男女だった2人は成り行きでペアとなった。
病弱なエメルと男勝りなサンドラ。真逆な2人は当時は互いのことをどうも思っていなかった。しかし2人で過ごすうちに、サンドラは病弱なのにいつも前向きなエメルに心の強さを感じ惹かれ始める。そしてエメルはサンドラの内面の優しさに気づき始め、2人は夫婦になってから惹かれ合うのだった。
シャルが生まれ6人全員揃うと、経過観察のため政府の施設へ。
ローズとダイアナが輝煌を浴びすぎたせいで命を落とすと、その後元々病弱だったエメルの体調が悪化。彼の療養の意味もあり、シャルを含めた3人でプロジェクトを離脱する。
その後3人でエメルの故郷であるジェイド地区へ。エメルは料理が得意なので家事をこなし(シャルの趣味が料理なのは父の影響)、サンドラが働きに出た。シャルも仲が良く愛情深い2人の両親に囲まれ健やかに育ち、3人で幸せに暮らす。
静かな場所で療養したのもありエメルの体調も快方に向かっていた。
そしてある日、シャルが出かけている間にジェイド地区爆発事故が起こる。爆心地に近かったシャルの家は崩壊、エメルとサンドラは犠牲になってしまった。
一瞬で全てを失い、天涯孤独の孤児となってしまったシャルはそのまま政府の施設送りになる。アイオラはこれを好機と捉え彼にアニムスを与えた。

明るくて前向きな性格のリアンと穏やかな性格のメノウ。2人とも極夜の一族。
2人とガネットは幼馴染であるアメシスからプロジェクトの話を相談され、当時4人とも懐剣の研究に携わっていたので4人で参加することとなった。リアンとメノウは既に許嫁だったため自然とペアになる。
エンが生まれ6人全員揃うと極夜に帰り、極夜の一族ということで扱いの難しいメリーを受け持つことに。
ローズとダイアナが輝煌を浴びすぎたせいで死亡したという知らせを受け動揺している中、アメシスに病気が見つかりメノウも足の古傷が悪化してしまう。アメシスはそのまま命を落としてしまうが、メノウは足が不自由になっただけで済んだ。
プロジェクトはリアンがアメシスの分までがんばるべきだと決め、3人で続けることになる。エンはメリーをすぐに使いこなしたが、ラングにサドネスを使わせた際に事故が起こる。その結果リアンが犠牲になり、極夜はこれ以上の犠牲を出さないためにプロジェクトから離脱することになる。
メノウは突然最愛のリアンを失ってしまったが、悲しみに暮れるエンを励ますために明るく振舞い続けた。穏やかで母性の強かったメノウは、母親を失ってしまったラング(後にアルト)のことも実の子供のように可愛がった。
メノウは、今はラングとエンとアルトが元気ならそれで良いと思っているが、もっと早くプロジェクトを抜けるべきだったのでは、止めるべきだったのではという後悔もある。
そして時は経ち、唯一生存している女性であるメノウはラングたち6人の母親的な存在となる。

ローズはアイオラからプロジェクトの話を受け、頭の良かったローズはその内容に興味を持ち参加することにした。ペアを決める際、ローズは変わり者のアイオラの相手は自分しかいないと思い、アイオラも相手は誰でも良かったので2人は事務的にペアになった。
アイオラが生まれてくる予定の子供を番号で呼んでいたので、教師だったローズはそれは可哀想だと教科をヒントに仮のコードネームを付け、そこから生まれてきた6人の名前を決める。
アルトが生まれ6人全員揃うと、経過観察のため政府の施設へ。
ローズは一番いい成果を出したいと積極的に輝煌を浴び、アイオラはその結果生まれたアルトの適性が最も高くなったことに満足していた。ローズに持病は無いが、輝煌を浴びすぎて体調が一番最初に悪化しそのまま命を落とす(この頃はまだ死因が輝煌だとは分っていなかった)。
ローズの目にはアイオラがアルトを可愛がっているように見えていた。実際は最高の兵器、物として溺愛していただけだったのだが、すぐに体調が悪くなってしまいそれに気づくことは無かった。
その後次々と命を落としたり離脱するメンバーが続出するが、アイオラは気にも留めず放置する。アイオラはアルトの適性の高さに満足しており、他のメンバーは泳がせていた。
アルトに最も高い適性が必要なディライトを持たせると彼はこれを使いこなし、アイオラは兵器としてのアルトに執着し歪んだ愛情を見せる。
そして時は経ち、ラングたち6人は自然と懐剣使いに成長し軍学校に入る。ここでアイオラは再び6人全員への干渉を再開した。
アイオラとローズの間に愛情は芽生えなかったが、アイオラは頭のいいローズに一目置いている部分はあった。ローズが生きていれば何かが変わっていた可能性も否定できない。

トパズもラピスも幼少の頃から持病があり、2人は病院で入院中に出会い交流を深めたことがあった。そして2人は大人になってから政府ビルで再会し恋人同士となる。
病気を乗り越えた2人はお互い前向きに生きようと好き勝手に振舞っており、双方の親に良く思われていなかった。トパズには親が決めた許嫁がおりラピスとの仲を認めてもらえず、2人で駆け落ちする。プロジェクトへの参加を懇願したのは、互いの親を見返そうと思ったからである。
ムジカが生まれ6人全員揃うと、経過観察のため政府の施設へ。
しかし、2人にとってムジカがあまりにも可愛く、このままプロジェクトに参加していればこの子に危険が及ぶのではと離脱することになった。その後ジェイド地区で安いアパートを見つけ、2人はムジカを可愛がり貧乏だったが幸せに暮らす。
しばらくすると、持病と輝煌の件が重なり体調が悪くなる(2人はプロジェクトから早く抜けたので輝煌のせいだとは知らず、持病の悪化だと思い込む)。
まだ赤ん坊だったムジカを研究員の仲間の誰かに託そうと、連絡先を知っていたローズに連絡をするが彼女は既に亡くなっており返信は来ず、そのままトパズとラピスは命を落としてしまう。
そして物心もつかぬまま孤児となってしまったムジカは、ジェイド地区の孤児院を転々とすることになる。ジェイド地区が爆発事故により崩壊すると自然と政府の施設送りになり、アイオラはこれを好機と捉え彼女にアイラを与えた。
図らずも10年以上たった後に、ムジカはラングとエンの手により仲間(メノウ)の元に届けられることになる。
12人であることと、今回は輝煌「石」が重要な役割をしていることもあり、12人の名前は誕生石から取られた。
1月 ガーネット →ガネット(ラング父)
2月 アメシスト →アメシス(ラング母)
3月 アクアマリン、コーラル、ブラッドストーン →コーラル(アリス父)
4月 ダイヤモンド、クォーツ →ダイアナ(アリス母)
5月 エメラルド、ジェイド →エメル(シャル父)
6月 パール、ムーンストーン、アレキサンドライト →サンドラ(シャル母)
7月 ルビー、カーネリアン →リアン(エン父)
8月 ペリドット、サードニックス(メノウ) →メノウ(エン母)
9月 サファイア、アイオライト(*更新当時) →アイオラ(アルト父)
10月 オパール、トルマリン、ローズクォーツ →ローズ(アルト母)
11月 トパーズ、シトリン、ゴールデンサファイア →トパズ(ムジカ父)
12月 ターコイズ、ブルージルコン、タンザナイト、ラピスラズリ →ラピス(ムジカ母)