力が失われていくのを感じる。

この…何百年もの間、神と呼ばれ、私に宿り続けた”神がかった力”。
少しずつ、消えていくのを感じる。
ずっと同じ記憶を引き継いできた、逃れようのない呪いから、解放される日も来るんだろうか?

ある日を境に、夢を見るようになった。

それは、この大陸出身の少年少女が別の島に渡り、色々な経験をしていく物語だった。
私は、彼らを見て、安心した。

どんどん力が失われていく。もうこの世界を見ることは出来ない。もう未来を知ることは出来ない。

けど、きっと大丈夫。
だって信じられる。
もう大丈夫。

彼らはその日、自分の足で歩き始めたから。





生きている。きっとどこかに、存在している










<E4>=Karma-カルマ- 終